去年アニメにもなった森見登美彦氏の「有頂天家族」、新作が出るそうですよ。
ソースはご本人のブログ この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
本も面白いのですが、アニメがとてもよく出来て面白かったです。
P.A.Works は原作付きアニメは上手いよねぇ。
人間に化けたタヌキが京都の街の中で暮らしながら、タヌキ同士でやりあう話。
天狗とかタヌキも出てくる。しかしフィクションでは人外といえば悪魔とか死神とか過去の英霊とか見ているので、このくらいならカワイイもんだと思う。
アニメ版では、タヌキの群れがもこもこしているのがとても可愛かった。
ボールみたいに勢い良く弾む動きもいい。
メインキャラクターは人間体の久米田康治原案のキャラクターデザインがとてもいいけど、本体(タヌキ)のときも1匹1匹顔が違うのもいい。
当たり前だけど、タヌキのときもどれが誰だかわかるのは大事だ。
比較的セリフの多い話だけど、アクションシーンも多い。
アクションシーンがとても丁寧に作られていて、これはいいアニメ版だと思った。
本編の迷走する電車とかも良かったけど、オープニングの自転車で疾走しているところが一番良かったなぁ。実写混じりだったけど。
しかし第1巻、というか本一冊で話としてはまとまっているので、続きは必要なのかな?とも思う。
無かった方が良かった、なんてことはないよね、きっと。
もともと3部作にするつもりで、1巻発売時点から次の構想はあったようだし。
表紙からだと中身わかんないわー。第1巻、とは描いてない第1巻。
有頂天家族 (幻冬舎文庫)
アニメ版ブルーレイ。右端のボーダーシャツが主人公。中身はタヌキ。
有頂天家族 (The Eccentric Family) 第一巻 (vol.1) [Blu-ray]