宮尾登美子さんがお亡くなりになったそうです。
歴史小説よりも、着物のことをいろいろ書いていらしたのを覚えています。
作品を読んでいても着物の描写を読むのがたのしかった。
お写真などでも素敵な着物でした。
これはもう絶版なのですね。もったいない。
きものがたり (文春文庫)

近年の代表作といえば「天璋院篤姫」でしょうか。
大河ドラマでは着ているものがストレートに見えるのでスルーされがちですが、どんどんヒロインの着るものが変わっていくのが面白いです。
これも Kindle 化されているのね。Kindle 版にしても上下巻なのね。
Kindle 版はまとめてもいいんじゃないのかな?
天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

私、大河ドラマ見る時は着物ばっかり見ているので、篤姫は面白かったです。
今年の「花燃ゆ」はそういう意味では楽しくないです。一昨年の「八重の桜」もイマイチ。
というか幕末期は全般的に面白くないですね、衣装は。戦闘シーンも多いし、攘夷派も開国派も着るものに構わない感じ。新選組はお決まりのアレだし。
篤姫は本人の地位のおかげで幕末期でも華やかで良かったー。
衣装で言えば、戦国末期の方がまだ楽しい。
必ず出てくる信長も秀吉も有名な派手好みだし、他の武将も着るものに凝る時代だったし。
一度、信長の有名エピソード「女性の衣装で踊ってみたら家臣一同が一気に『御館様萌え!』で盛り上がった」をやって欲しいのですが、実写では難しいかなー。
「平清盛」とか良かったです。宮中のシーンは張り付いて見てしまった。
また平安時代やってほしい。十二単もいいなぁ。
年配の方には気楽に持てないレベルの重さではないでしょうか。
メイン客層が年配の方なんだから、ちょっと考えた方がいいんじゃないですかね。
きものSalon2014-15秋冬号 (家庭画報特選)
