2015年2月12日木曜日

ルパンはルパンじゃないといけないと思う。

別な版で思いだしましたが、むかし変なルパンを見たことがあります。
モノは非常にわかりやすい「カリオストロの城」なのですが、英語版でした。

英語版というか、英会話学習用教材。
いまは亡き英会話学校 Nova の監修だったと思う。
本と VHS テープのセットでした。何であんなの買ったのかよくわからん。

モノ自体はその後何回か引っ越したときにどっかに行きました。
(当たり前だけど)今検索してもでてこない。
メディアも絶滅状態だし、販売元も潰れてるし、残ってたら結構なレアアイテムのはず。惜しいことした。

ビデオは英語に吹き替えられていて、対訳版のテキストがついてたと思う。
ビデオはあまり見た記憶がない。多分見てないかもしれん。
なぜなら、本を見てすぐ放り出したからです。

ルパンがルパンじゃないのよ。"Wolf" なのよ。誰だウルフって。
もちろんクラリスからも "Wolf!!" って呼ばれてたよ。違和感どころの話じゃない。

次元も五右衛門も全員名前はそのままなのに、なぜルパンだけ変えた。
というか一番変える必要のないメンバーだろ、唯一、最初から横文字で。

ルパンという表記だと英語圏で何か問題があったのか知りませんが、英会話教材なんだから基本的に日本国内用です。
もちろん添付のテキストも日本語学習者が英語を学習するために作られています。
日本国内でアレをルパン以外の名前で呼ばれることがあるとは思わなかった。

そもそも公式に原作者やジブリのOKが出ていないのか?
ルパンシリーズの公式な商品にしないために、どっか変えろと言われたのかもしれん。
でもこれではユーザーの大部分を逃がすよ。もっと他に無かったんですかね。

ブルーレイ版はリージョンフリーなので、Amazon.comでもこの画像。

ルパン三世 カリオストロの城 [Blu-ray]
B00J7HENT6

さらに元ネタのおじいちゃんバージョン。こちらも面白いです。
というか、おじいちゃんは孫よりカッコいいよね。孫は三枚目要素多いからね。
こっちのクラリスは大人しすぎるのでイマイチだけど、カリオストロ伯爵夫人はイイ。

カリオストロ伯爵夫人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
415175752X