2015年3月2日月曜日

結局買ってしまった「ダンジョン飯」。現実じゃないのに妙なリアルさがたまらない。

Kindle で買おうか紙の本で買おうか迷っていた「ダンジョン飯」ですが、安さに負けて Kindle 版でダウンロードしてしまいました。Kindle 版だと、241円ほど安いです。
紙の本はどこでも売り切れらしいですし。

カラーページが白黒になるのはちょっとさみしいけど、最近は絵を眺めるよりも気楽に見たいという欲望が勝つようになってきた。
あと、特に主人公がイケメンだとかヒロインが美女揃いだとかそういうことが一切ないので白黒でも惜しくないような気がする(ヒドイ)

絵を隅々まで見たい本はどうしても紙で買っちゃいますけどね。
最近だとこの間書いた「乙嫁語り」とか。

これが主人公。これは人間。あとはドワーフとかエルフとか。
人型のキャラクターでも人間じゃないのが多い。実に RPG っぽい。

ダンジョン飯 1巻
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何の話かというと、攫われた(食われた)仲間を助けにダンジョンを進みながら、お腹がすいたらその辺にいるモンスターとか謎植物とかを美味しく料理して食べちまおう、という。
確かに仲間を助けに行ってるんだけど、どうも途中から戦いながら「あれ食えるかな、どうやって喰おうかな」がメインになっている。
食われた仲間というのは主人公の妹なんで、多分ちゃんと助かります。

着眼点が素晴らしい。
考えてみたら、手持ちの糧食なんかすぐ尽きるし、そんなにひょいひょい宿屋に帰るのは変だから、中で何か捕って食べようという奴がいても当然だと思う。
普通はゲームだからボタン一発で宿屋だけどね。

ダンジョン生物だから食べものじゃないことは確かなんだけど、毒のある部分は除くとか、マンドラゴラは採取方法で味が違うとか、もう絶対にありえないんだけどなんだかすごくリアルに感じるという不思議さ。たまらん。

もう1つ、ダンジョン攻略パーティだから当たり前だけど、メインキャラは皆職業と特技持ちなので、妙に恋愛方面が絡んで来ないのもいい。
むしろここは誰が得意だから、と分業&協力の雰囲気がちょっと職業もののような風味もある。
それぞれの職業ならではの技とコダワリ。いい。

まだ1巻しかないけど、このまま量をためてアニメ化とかお願いしたいです。
その場合は資金が潤沢そうな NHK あたりで。

予想はしたことですが、息子も娘も大ハマリ。大笑いしながら Kindle をとり合っています。
息子は「2巻はいつ出るのだ」とウルサイ。まだ1巻がでたばかりなんですけど。

この作者さんはこれまでの短編集もとても評判がいいですね。
なんとなく手を出していなかったんだけど、これから読んでみようかな。
RPG ではなくて学校ものとか親子ものらしいですけど。
今ちょうど Kindle 版がセールで、1/3くらいの値段になっている。

竜の学校は山の上
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ダンジョンといえば、4月からこれもアニメ化されるそうですね。未読なので1話は見る。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)
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