2015年1月17日土曜日

小学生に紹介される涼宮ハルヒと赤川次郎

昨日うちの娘が涼宮ハルヒシリーズを読んだという話をしましたが、最初になんで興味をもったのか聞いてみると角川つばさ文庫に入ってたから」らしいです。
(リンク先は角川つばさ文庫公式サイト)
なるほど、小学生向けのシリーズ扱いされていたのか。
読み出したらさすがに「こりゃ違う」と思ったそうですが。

そういえば児童書のコーナーで見たことあるな。
漢字にルビを振りまくった新書サイズの本ですね。
あと、小学生には不穏当な用語をちょっと温和にしているらしい。

ちなみに緑色の枠がついてるのは「ベストセラー」カテゴリだそうです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」もここに入ってます。
角川つばさ文庫オリジナルなど、他にもいくつかカテゴリがあって、それぞれ枠の色が違うらしい。

絵もいとうのいぢのままですが、最近のちょっと丸っこい絵。かわいい。
角川つばさ文庫に入ってるのは「憂鬱」だけです。
「憂鬱」だけでも区切りはついてるし、「笹の葉ラプソディ」以降は小学生には難しいかもしれん。

なぜか Amazon は児童書に冷たいので、書影は楽天から。
元気のいいハルヒだなぁ。髪がすごいです。
緑色の枠が浮く浮く。もっと違った色合いはなかったんでしょうか。



こちらは通常バージョン。

涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒシリーズ (角川スニーカー文庫)
B009EN3M7C


同じ角川つばさ文庫の「ベストセラー」カテゴリに「セーラー服と機関銃」もありました。
娘がこれを読んでいるとき「最後に機関銃を撃ちまくるシーンが……」とか言ったら「まだそこまで読んでないのに!」とひどく怒られた。
昔は一日20回くらいあのシーンのCMをやってて、知らない日本人はいないだろうという勢いだったんだよ……。

最近の子にとっては「セーラー服と機関銃」は長澤まさみなんですね。オバサンには薬師丸ひろ子のイメージがすごく強いんですけど。

Amazon にある通常バージョン。昔は薬師丸ひろ子の写真のカバーで売ってたような。

セーラー服と機関銃 (角川文庫)
B009GPM7HY

楽天より、角川つばさ文庫バージョン。
この表紙はなんとなくイメージに合うような気がする。若い子向けの映画のイメージ。
緑色、その色じゃないといけないんでしょうか。変えちゃダメですか。



赤川次郎は最近はもう普通の文庫でもこんなんですからね。
これは講談社文庫なので、別に児童書ではないのですが。
昔からコバルト文庫とかにも書いてたので、ラノベ扱いでも別に不思議ではないよね。

三姉妹と忘れじの面影 三姉妹探偵団22 (講談社文庫)
4062778386

昔の名作やベストセラーを知らない世代に紹介するのはいいと思うんだけど、Amazon で検索して出てきにくいのはどうにかしたほうがいいんじゃないですか。
微妙に本末転倒感。
もちろん本屋にはあるんだけど、絵本でもラノベでもない児童書の扱いってちょっとさみしいし。
なんだか冷遇されている雰囲気がします。
それなら元の本を探しに行った方が手っ取り早いよ。