前のエントリで漢和辞典の話をして思い出しました。ついこの間まで、ミクさんの国語の授業では「国語辞典の引き方」というのをやっていました。
これは「国語辞典の引き方」という例文で説明文の読み方を学習しつつ、その例文の中身で国語辞典の引き方を覚えようという、上手く行けば一粒で二度オイシイ系のコンテンツです。
生徒の方は「この文章の『これ』は何を指していますか」などという問いに答えつつ、国語辞典の引き方を覚えつつ、新しく出る漢字も覚える。ちょうど授業参観で見たのですが、大変そうな顔をした子が多かったです。
題材が国語辞典の引き方なので、当然現物の国語辞典が欲しい。しかも教材として利用するので、全員同じのが望ましい。というか教師の説明が楽だ(日本の学校的発想)。
なので、きっとここで学校推奨の国語辞典を買わされるものだと思っていました。
ところが、なかなか申込用紙が来ない。もう授業は「国語辞典の引き方」に突入しているのに来ない。
不審に思いながら授業参観(ちょうど国語の授業の予定だった)に向かうと、教室の前方に、国語辞典が人数分、箱に入って置いてありました。
標準というか推奨のものを、授業で使う間だけ貸してくれるらしい。
それは大変ありがたいのですが、これは、言われなきゃ自宅で用意することは永遠にないって家庭もあるんじゃないですか?それはちょっと考え物じゃないですか?
それとも、いまどき普通の家庭はリビングにiPadや家族共有のPCがあって、辞書ソフトが入っているというのが前提なんですか?それなら納得しますが。
で、その単元が終わった以上、何かを辞書で調べてこいだのという宿題は一切ありません。というか、辞書なんかなくても授業は進む。ゆとりすげえ。
ウチ、入学するときに「きっとそのうち使うからねー」って、国語辞典と漢和辞典買ってやったんだけど、これまで出番のない理由がわかったわ。これは親が言わないと使わないね。
一応何か言葉の意味を聞かれたら「辞書引きなさい」って言ってきたけど、これからはもっと習慣にさせるようにしなければ。
買ったのはこれ。こっちは国語辞典。解説文が一年生にもわかりやすそうだったので。
漢和辞典はこれ。操作性とか説明とかが統一されていた方がいいかなと思って、国語辞典と合わせました。
♪こくごじてんをめくろう♪